さすらいの唄
行こか戻ろか 北極光の下を
露西亜は北国 はて知らず
西は夕焼け 東は夜明け
鐘が鳴ります 中空に

燃ゆる思いを 荒野にさらし
馬は氷の 上を踏む
人は冷たし吾が身はいとし
街の酒場は まだ遠し

泣くにゃ明るし 急げば暗し
遠い燈火も ちらちらと
たまれ幌馬車 やすめよ黒馬よ
明日の旅路が ないじゃなし

わたしゃ水草 風吹くままに
流れ流れて はて知らず
昼は旅して 夜は夜で踊り
末はいずくで 果てるやら



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