恋の鳥

恋の風に 身を投げて
胸に狂うは 火の鳥か
ようやくそれと うちあけて
何のかいなき そらだのみ

高い望は 捨てられず
意気でたてつく 身のつまり
泣くに泣かれぬ この日頃
なぜか冷たい 浮世風

家を追われて うらぶれて
叶わぬ恋を 嘆く身に
人が通わす 真心は
なぐさめながら さりながら








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